HTML目録ファイル作成…1
EXCELで作成した目録データーをHTMLファイルに移す方法は、色々あります。
ここではHomePageBuilder(以下HPB)を用いる方法で記します。

作業1…excelでデーターを打ち込む。
データーの入力はランダムで構いません。後で整列処理すればいいからです。
漫画、文庫、単行本など混在していても構わないのです。
the古書のフォームで言えば、「領域」項目のところでその区別を付けるようにしています。

データー数も気にする必要はありません。
Excelのデーターはアーカイブデーターですし、検索機能が使えますから、
数千のデーターを1シートに打ち込んでも構わないのです。

作業2…HPBで、目録ページの基本フォームを作る。
HPBで、目録として表示するためのフォームページを作っておきます。
表題、戻り先リンク、メールボタン、は最低限必要です。
壁紙等は任意です。

作業3…Excelフォームを改変する。
the古書のフォームでは販売処理の項目列が付けてありませんから、これを追加します。
メモ列の後に「販売日」という項目を追加しておきます。
売れた時には、ここに日付を入れる様にします。
好みで販売先等を追加したりしても良いでしょう。

EXCELにはフィルター機能が付いています。
メニューから「データー」→「フィルター」と進み「オートフィルター」を押します。
第1行の下にボタンが出ます。
「領域」項目のボタンを押します。
「領域」項目で区分された領域が出ますから、その中から適当なものを選択します。
すると入力済みデーターの中からその領域に該当するデーターだけが抽出されて、
表示されます。

作業4…データーコピーする。
EXCELとHPBを両方立ち上げておきます。
EXCELシートの左端にある、行番号が付いている位置にマウスを当て、
マウスの左ボタンを押しながら下に動かします。
行が次々と反転しますから、コピーする最後の行まで動かし、そのままマウスの右ボタンを押し、「コピー」を選択します。

次に、HPBに移ります。
HPBで作った、目録フォームにマウスを当て、右クリックして、「貼り付け」を選択します。
これでコピー完了です。
きちんと表組みされた目録ページの出来上がりです。
販売日などの不要列は削除しておきましょう。
壁紙つけたときは表の色を白に変えて見やすくしておきましょう。

再度EXCELに戻り、キーボードで「esc」キーをおして、反転表示を解除しておきます。

簡単ですね。(^○^)

(おまけ)
この方法で作成したHTMLファイルには、テーブル内に入力不正が起きません。
このHTMLファイルを、Accessで直接読み込んでも、きちんと読み込めます。
私の検索対象ファイル作りも楽になるわけですね。(^○^)

ホームページ作成ソフトで、テーブル作って、直接入力したりする事がいかにつまらないことかお解り頂けると思います。
データー自体の管理はEXCELで行えば良いわけですからね。
販売してデーター変更が起きた時には、HPBでファイルを呼び出し、
表部分を丸ごと削除し、再度Excelからコピーしてやればいいわけです。

こういうメーカーの異なる2つのアプリ間で処理する方法など、マニュアル本には書いてませんよね。
だから、皆さんExcelでのデーター入力に躊躇されているのかも知れません。

この方法では、フォント属性はコピーされませんが、概ね1頁のデータ数は200件以下にとどめて置いた方が良いでしょう。これ以上になるときは、Excelで領域名を変えていけば良いわけです。
「人物」を「人物」と「人物1」の様にですね。
そして別のHTMLファイルにしていくわけです。
但しこれをするときは、フィルター機能を解除した状態で行って下さい。
フィルター状態のままで、下手にマウスのドラッグコピーすると、行番号間の項目名も変わってしまいます。
フィルター状態のままで行うときは、セル単位で1点ずつコピーする必要があります。

1シート内のデーターが多い場合、大分類、小分類のようにジャンル分けを上手く行う必要があります。
フィルター機能で、EXで1つ選択し、そのまま次に領域で選択すると、
丁度、大分類→小分類を行うことが出来ます。
慣れると必要なくなるでしょう。

この方法は便利で簡単ですが、2つのアプリを同時に使うのでそれなりにメモリーを食います。作業に時間が掛かるようになったら、Excelファイルを分割するようにした方が良いです。
CSVファイルを用いる場合

CSVファイルをHTMLファイルに取り込む方法もあります。←お奨め

EXCELでデーターを作成します。
これは上と同じです。

一旦ファイル保存し、そのまま、
ファイル→名前を付けて保存→ファイルの種類でCSVを選択→保存
これで、CSVファイルが出来上がります。
(「EXCELファイルからCSVファイルを作る」と云う稿を参照されたし)

次に、HPBで目録用のHTMLファイルを新規作成します。
目録を表示する位置にマウスを置き、その位置で、
ファイル→ファイルの挿入→ファイルの種類でcsvを選択→カンマ区切りのデーターを表に変換
と云う操作をします。

HPBのvarによっては、
挿入→ファイル→ファイルの種類でcsvを選択→カンマ区切りのデーターを表に変換
とする場合もあります。

この方法で作成すると、テーブルが二重になったりしませんから、綺麗なテーブルが出来ます。

the古書