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一 括 講 読

投稿時間:00/02/16(Wed) 05:24
投稿者名:緑風舎
Eメール:
URL :http://k-pj.com/ryoku/
タイトル:老子「道徳経」
老子が実在したか否か、或いは誰に特定できるのかは未だに良く解らない。
が、史記列伝を読む限りでは、実在は信じられていたようである。
荘子になると荒唐無稽で、話の面白さはあるが、道徳経ほどの思想性は感じない。
読書家であれば、老子に心惹かれる部分が、どことはなくあるのではないかと思う。それは権力に対する反骨心といったものであろうか。
或いは世俗から身を一歩遠ざけ、世界を眺める。その様な姿に自己投影できるからであろうか。
小国寡民という老子の理想は世界史の流れの中では、次第に遠いものになってしまったのだろうか・・・。
老子には、思考を遠くまで連れていってくれる魅力がある。

投稿時間:03/05/10(Sat) 20:39
投稿者名:緑風舎
Eメール:
URL :http://k-pj.com/ryoku/
タイトル:Re: 老子「道徳経」
Bertolt Brecht の「暦物語」という小品集の中に、
「老子遁世の途上における『道徳経』成立の由来」という作品がある。
最後の一節
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僕らはしかし、ただもてはやしはしない、
表紙に載ったその名もまばゆい賢者ばかりを。
賢者の賢は他人の手でしか発揮されない。
ゆえに税吏よ、君にもとくと感謝しよう。
君が求めてこれらの文を綴らせたのだもの。
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現代思潮社、矢川澄子訳

いかにも。



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