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新着記事(15件)

新着記事15件を表示しました。

投稿時間:03/05/10(Sat) 20:39
投稿者名:緑風舎
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URL :http://k-pj.com/ryoku/
タイトル:Re: 老子「道徳経」
Bertolt Brecht の「暦物語」という小品集の中に、
「老子遁世の途上における『道徳経』成立の由来」という作品がある。
最後の一節
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僕らはしかし、ただもてはやしはしない、
表紙に載ったその名もまばゆい賢者ばかりを。
賢者の賢は他人の手でしか発揮されない。
ゆえに税吏よ、君にもとくと感謝しよう。
君が求めてこれらの文を綴らせたのだもの。
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現代思潮社、矢川澄子訳

いかにも。

投稿時間:01/03/23(Fri) 18:02
投稿者名:緑風舎
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タイトル:「世界の奇書総解説」自由国民社
読書癖がこうじると、一度は足を踏み入れてしまう世界である。
そういう奇書を概説したのがこの書なのだが、
1、神話学
2、博物誌と旅行記
3、聖書学
4、偽書・暗号書
5、幻想文学
6、疑似科学とオカルト学・予言学
7、悪魔学
8、性文学
8、その他
とまあ、こう並べ立てるだけで、どことなくワクワクしてしまうではないか。
この書を道案内に、掲載書を一つ一つ読み進めていけば、
読書世界が広汎無辺に拡がることは間違いない。
但し、程々にして、のめり込まないように気をつけないと、
廻りから奇人・変人扱いされかねないと云うことも記しておこう。

投稿時間:01/01/27(Sat) 05:37
投稿者名:緑風舎
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タイトル:「日本考古学を学ぶ」有斐閣選書
考古学上の捏造事件が発生した。
だからという訳ではないが、この書籍を記しておこう。
全3分冊で、日本の考古学の概要を知ることが出来る。
考古学の危うさというものは、今回に限らず、江田船山古墳の例でも既に知られるように、新発見があれば、従来の認識が根底から覆されてしまう。
定点は、武寧王墓碑など、ホンの数カ所しかなく、そこから類推的に組み上げられていく。それ故、その組み上げのプロセスを注意深く見ておかないと、とんでもない誤謬に陥ってしまうこともあるのである。

投稿時間:01/01/26(Fri) 16:26
投稿者名:緑風舎
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タイトル:-ちょうどいま-
-ちょうどいま-
いつ私たちは私たちじしんに、より近接した相をうるのか。
ベッドでわれにかえるのか、旅先でか、家にいてあれこれが再び順調に見えるときか。
だれしもおぼえがあるように、意識生活においてなにか忘れ物をしたような、おきざりのまま定かにならない、そんな感じがある。
それゆえ、いま言おうとしたのにおもいだせないと、それがしばしばひどく重要にみえるのである。
またながく住んでいた部屋を去るときには、でてゆくまえに奇妙にふりかえるものだ。
ここにもまだなにかおもいつかぬものが残っていた。
それもいっしょにかかえていき、どこか別のところでまたはじめるのである。

投稿時間:01/01/26(Fri) 15:55
投稿者名:緑風舎
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タイトル:「未知への痕跡」ブロッホ(E)
Ich bin.(I am.) 私はある。
で始まるこの書は、私にとって座右の書とでも云うべきもの。
暇暇に、頁をどことなく開き、想いに耽る。

−なかばよし-
「私たちはつまり自身を殆ど所有していない。
しかしまず私たちと事物、だれがここに途をみつけるか。
身にまとう布は私たちを常に守り、しっくりもしている。
けれど親しく暖まるとなれば、炉端である。
ただし一歩ふみだせば、火傷してしまう。
手そのものは遠ざけておかねばならない。」

投稿時間:00/10/19(Thu) 23:00
投稿者名:緑風舎
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タイトル:小林よしのり「戦争論」
呆れてしまった。
1件だけ記す。
P34「日韓併合はコリアの最大政党一進会が望み世界が承認した」等と記している。

事実関係
1896年2月、義兵運動盛ん。忠州にて日本軍と衝突
1896年7/7…原敬日本公使として任官、外務大臣西園寺宛書簡
「官民一般は勿論、在留外国人に至るまで排日の風潮すこぶる盛んにして、我が行為には其事のなんたるを問わず、みな反対を試むるの情勢にこれあり候。これ申すまでもなく一両年来内政干渉の反動と、昨年十月八日王妃殺害
事件とに原因いたし候」
1907年4/20…高宗の密使2名ハーグ万国平和会議に日本に因る韓国保護国化
実状を訴える為出国
1907年7/3…総監伊藤博文、ハーグ密使の件で高宗を追求。譲位を迫る。
1909年7/6…日本の閣議において韓国併合を決定。天皇裁可。
1909年10/26…安重根、ハルピン駅にて伊藤博文を暗殺。
1910年8/22…日韓併合条約調印
1910年8/29…譲位詔書、条約公布。大韓帝国を朝鮮と改称。朝鮮総督府設置
1910年10/01…寺内正毅初代総督に就任
1919年1/21…高宗死去、死因は毒殺といわれる
1919年3/1…三一独立運動。総参加者136万名。死者6670名。負傷者14600名。投獄52730名。

投稿時間:00/07/24(Mon) 04:48
投稿者名:緑風舎
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タイトル:詳細HTML&JavaScript辞典
発行「秀和システム」
やはりこの本は挙げておかなければならないのだろう。
JavaScriptはどうでも良いが、HTML記述に関しては、
下手な解説書や案内書等で断片的に拾うよりも、この本の方がきちんと記されているので、サイト作成では必携である。
特にタグ打ち込みされているサイトは、記述書式を良く確認してみて欲しい。

投稿時間:00/04/09(Sun) 13:54
投稿者名:緑風舎
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タイトル:ベンヤミン「複製技術時代の芸術」
著作権の問題があちこちのサイトで記されている。
1930年代、芸術と政治の連関が問題とされていた頃、
ベンヤミンは一連のエッセイの中で、独自の考察を進めていた。
彼自身が未来をどの様に夢想していたのか、明かではない。
しかし、多くのヒントを残してくれている。
それ故この書は、今尚輝きを失わないのである。
著作権問題について語るとき、避けて通れない書である。

投稿時間:00/03/23(Thu) 05:55
投稿者名:緑風舎
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タイトル:エンツェンスベルガー「意識産業」
もう充分古典的名著といえるだろう。
Net世界がこの数年の内に拡がり始めて、当初はまさしくNetであったものが
いまや、BigSiteへの集中・寡占化が進み始めているように感じる。
この傾向は、更に加速していくのだろう。
どうやら今一度、足元を見つめる必要がありそうだ。

投稿時間:00/03/13(Mon) 05:52
投稿者名:緑風舎
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タイトル:カミュ「異邦人」
20世紀の文学上のテーマー「疎外」を最も端的に表現した作品であろう。
疎外というと難しそうだが、「枠の外」「蚊帳の外」と云えば多少は解りやすくなる。
大上段に語れば、産業革命以後、村落共同体を喪失し、都市への流民が大量に発生した。そこに暮らす住人は、自分が他人と異質で他人に相手にされない、寂しい感じを受ける。異質な自己を感じる様になってきている。
とまあ、そういったことだが、後数ヶ月を残す今でも尚、この問題に解答は得られなかった。そう、文学はここで行き詰まってしまっているのである。
「ここは何処、私は誰」その問いを繰り言のように繰り返すばかりである。

投稿時間:00/03/08(Wed) 04:31
投稿者名:緑風舎
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タイトル:S.ベケット「モロイ」
この書は、なかなかに思い出深い。
と云うのは、最初の2ページを読むのに半年近く掛かったからである。
何度も何度も読んでは見るのだが、頭に入ってこない。
高校1年の頃、岩波新書など日に2〜3冊位のペースで読んでおり、
割と速読・多読出来ていた頃に、
この書だけは、どうにも読み進める事が出来なかったのである。
結局1年ぐらいかけて読了はしたのだが、内容は殆ど記憶に残らなかった。
それ故思い出に残っているのである。

投稿時間:00/03/08(Wed) 04:08
投稿者名:緑風舎
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タイトル:紫式部「源氏物語」
紫式部の「源氏物語」といっても、例のサイトのことではない。
これを、きちんと読んだのは、小学館の「日本古典文学全集」であった。
描写の特異さに、最初は閉口したが、慣れてくると、文字で情景を表そうとするその技量に感心するようになった。
谷崎や与謝野晶子、円地など、作家の現代語訳もその後読んでは見たが、
やはり原文にはかなわない。
しかしながら、フト思う事がある。雅な世界の物語であるが、
一般庶民は、かの時代にどの様な暮らしをしていたのかと。
それを考え始めた時、この物語に異常さを感じ、
更には嫌悪の情を覚えるようになったのである。

投稿時間:00/03/01(Wed) 05:07
投稿者名:緑風舎
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タイトル:J.J.ルソー「社会契約論」
今から、250年近くも前に、記された書である。
高名なわりに、果たして広く読まれているのかどうか疑問に感じる。
中江兆民が「民約論」として翻訳したことも有名であるが、
その様なことを、知識として知っていたところで、何の意味も価値もない。
精々試験で点が取れるだけだろう。
民主主義だとか、人権だとか、当たり前のように語られるが、
その実、それがどういうもので、どうあるべきものであるのか、
この国の様子を見ていて、疑問に感じざるを得ない昨今である。
この書や、或いは関連する書が、きちんと読まれていれば、
よほどましな社会状況があり得るように想うのは、私だけだろうか。

投稿時間:00/02/22(Tue) 05:57
投稿者名:緑風舎
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タイトル:「仏典」
これは、筑摩だったか、岩波だったか、全集の中の2巻本で読んだ。高2の頃だったろうか・・・。
西田幾太郎とか、鈴木大拙とかが、禅がらみで触れていたこともあったが、
それよりも、谷崎が意外にも仏典に造詣が深かったという逸話に触れた事の方が興味を曳いたのである。
 お寺で、なにやら訳の分からぬお経を住職が呻るのを聞いていても、意味が分からなければ、まさしく意味がない。
訳の分からぬものを有り難がる程の信心もない。
仏典というのは要は、釈迦の物語、問答集のようなものだということが、この本で解った訳だが、何時の間にやら誰かに貸して、そのまま戻ってこなくなった本である。
後に、座禅修行などを物好きにも行い、「発心」と「放下」が仏教の神髄ではないかと今では考えている。
「不奢」の外題をある僧籍からもらったが、まあ私には難しい。

投稿時間:00/02/16(Wed) 05:24
投稿者名:緑風舎
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タイトル:老子「道徳経」
老子が実在したか否か、或いは誰に特定できるのかは未だに良く解らない。
が、史記列伝を読む限りでは、実在は信じられていたようである。
荘子になると荒唐無稽で、話の面白さはあるが、道徳経ほどの思想性は感じない。
読書家であれば、老子に心惹かれる部分が、どことはなくあるのではないかと思う。それは権力に対する反骨心といったものであろうか。
或いは世俗から身を一歩遠ざけ、世界を眺める。その様な姿に自己投影できるからであろうか。
小国寡民という老子の理想は世界史の流れの中では、次第に遠いものになってしまったのだろうか・・・。
老子には、思考を遠くまで連れていってくれる魅力がある。



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