CSVファイルを表示する方法
CSVファイルが出来たら、これをネット上で表示するための処理をします。
勿論CSVファイルのままサーバーにupしても、ファイルの関連づけが出来ていれば、
これを直接ブラウザーで見ることは出来ます。
CSVファイルへのリンク指定だけしておけばいいのです。

しかしスッピンですし、読みとりのためにブラウザー側で処理させなければいけませんから、
このまま使うのは、まあ来訪者に不親切ですよね。(私は結構このスッピンが好きですが・・・)

このCSVファイルの処理方法には、色々な方法があります。
(1) CSVのまま用いる。
 …上記のスッピン状態
(2) HTMLのファイルに組み込む
 …これが普通の方法でしょう。
(3) CGIを用いて、HTML出力する。
 …最も自由度の高い方法ですが、CGI環境とプログラム知識がいります。

etc.…

さて、ここからは先ず(2)の普通の処理方法を記し、
それから、他の方法を記すことにしましょう。(気分次第ですが)

CSVファイルさえ出来ていれば、その処理は多種多様な方法がありますし、
習熟度に応じて、その応用範囲はかなり広汎です。

但し、記しておかなければならない事があります。
良く使われている、CSVファイルといわれるものの中には、CSVでないものや、
CSVであっても、csvという拡張子が付いていないもの等が、ネット上にあふれているということです。

WEB裏技のショッピングバスケット(Cargopro)で用いられているのは、ヘッドに不要な記述があるので、
本来のCSVファイルではありません。(拡張子にはtxtもしくはdatを用いるべき)
日本の古本屋用のは拡張子が txtとなっていてもCSVファイルです。

こういう銘々勝手、出鱈目なやり方をする為、簡単な話が、ややこしい話になってしまい、
誤解・混乱を生み出すのです。

どうも話が脱線ばかりします。
Excelで作成した目録データーを、csvに変換し、これをHTMLファイルに組み込み、Web上で見えるファイルにするという話でした。

これにはいろいろな方法があります。
一番簡単なのは、何もしないでファイルの関連づけだけで表示させる方法。
Excelがインストールしてあると、CSVファイルは、Excelと関連づけされているので、
ブラウザーはまずExcelを読み込んで、その中で該当ファイルが表示されます。
これは表示に少々時間が掛かりますが、表組みされて表示されます。
但し、これはパーミッションの問題や、Activ-X、の問題があるので、使うべきではありません。

で、簡単なのは、CSVファイルの拡張子を、csvからtxtに変えておく方法。
この場合は、CSVのベタで表示される。つまり、エディター等で読んだときと同じ無垢状態。
これだけでも、ブラウザーで見えないことはないのです。(但し、余りに見難い)

その次に簡単なのは、拡張子をcsvからhtmに変えて、適当にタグを入れてやる。
タイトルタグとBodyタグだけでもよいのです。(これも、無理矢理な方法なので薦めません。)

ここで、又脱線。
IE(インターネットエクスプローラー)や NN(ネットスケープナビゲーター)などのブラウザーは
一種のデバッガー(バグ取りorエラー修正プログラム)のようなもので、 HTMLファイルは、プログラムソースに相当するわけです。
つまり、ソースに少々の間違いがあっても、適当に解釈して、 ともかく表示してしまう訳です。
これが良いことなのかどうか何ともいえませんが、ともかく表示できるという点は、 評価しておくべきで、このおかげでネットがここまで普及してきたわけです。

この事は、同時に、HTMLファイルのソースにエラーがあっても、 それを作った人が気づかないままで居ることがあると云うことでもあるので注意が必要です。
これは、また、NNとIEで、使えるタグに違いがあるため、日頃使っている ブラウザーで見ている限りエラーに気づかないままでいたりもするわけです。
表示上は、おおざっぱにいうと、IE:NN=10:8 位の比率になるので、 IEしか使っていない人のサイトをNNで見ると、表示文字が小さすぎて どうしようもないものがあったりします。

あるいは、最近使われ始めたスタイルシート、これは要するに表示の定義を別途に行っておく方法ですが、
これを使う場合には、NNにしろ、IEにしろ、そのバージョンの全てで表示確認する必要があります。
最低、IEで、Ver3、Ver4、Ver5、Ver6、 NNで、Ver3、Ver4、Ver5、Ver6、都合8種類。これが出来ない人は使うべきではないでしょう。
スタイルシートの乱れた状態は、ほんとにひどいからです。

今でこそブラウザーは無料配布されるので、新しいバージョンが出ると、ホイホイと 乗り換える人が多いのですが、これは非常に危ない。
信頼度の確認が出来ない事も多いのです。IE5など、私は未だに使う気になりません。
古くからコンピュータに親しんでいる人ほどそうだろうと思います。

Win95が出ても、Win3.1を使い続ける人が多かったのです。
私もWin98が出て、ようやくWin95を入れましたが、Win3.1は今でも使っています。 (DOSも3と5も、いまだに使っている)
ソフトの新バージョンは、コンマ2が出るまで使えないというのは、常識なのです。
NNのver6、のサンプル版が出てますが、インストールは、壊れて良いパソコンでして下さい。

(注)現在では、上の記述は古すぎますね。NNはver7.1、ieはver6、になってます。
更に、operaやmozilla Firefoxなど、動作の軽快なブラウザーも出ています。
まあ基本的な考え方は変わりませんから、このままにしておきます。
《ファイル名》
ファイル名やディレクトリ名を長々と付けているサイトがありますが、 コンピューターにとっては迷惑な話なのです。
ファイル名はUNIXでは1バイト文字を使うのが当たり前です、 UNIXサーバーでは、大文字小文字を区別するので、
1文字ファイルでもアルファベットでは、52ファイル使えます。
Winでは区別しないので、26ファイルですが、これでもかなり使いでがあります。

/zetupan-syonen-manga/abcde.html
あるサイトに、こんなディレクトリとファイル名がありました。
/sm/a.htm
とすれば充分なのです。

ファイル名は確実にメモリーを浪費し、処理速度を圧迫します。
上の例では、16×8×32=4096bit
下の例では、16×8×9=1152bit
なんだ、たったの4倍じゃないかと思ったら大間違い、 コンピューターは2進数で計算する事を思い出して下さい。
使用bitが1つ増えれば、乗数が1つ増えるのです。
つまり、ファイル位置を特定するために、コンピューターは それぞれ2の4096乗と2の1152乗の計算処理を行うのです。
これがどのくらい大きいかは各自計算してみて下さい。
この場合の違いは、2の2944乗倍の違いになります。

dos時代に長くファイル名は8文字と云う制限が続いたのは、 メモリーの圧迫要因になるからだったのです。

ちなみに、私は、HTMLファイルの拡張子には、特別な理由がない限り、htm を使います。
html は使いません。ファイル名コピーが、マウスでしづらい事と、実用上問題がないからです。
(1文字のムダももったいない)

又、ファイル名に空白文字や、漢字は使わない…当たり前ですね。

the古書